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おはな畑

第1章 宇髄夫婦

-祥子side-




「体、平気か?」




お風呂から出て、わしゃわしゃと髪を拭くタオルの隙間から、顔を覗かせて達弥が言う。




「うん、大丈夫。ありがとう」




お風呂の中でなんて、いつぶりだったのか。

いつもより興奮する分、体力の消耗も激しくて、スタミナおばけの達弥と違い、私の体にはそれなりにハード。

それでも、事後にはこうして達弥は欠かさず気遣ってくれる。

だから、どんなに疲れても、素敵なSexだった……と心が満たされ、またドSに犯されたいと思ってしまう。




「なぁ、腹減っただろ」




タオルを洗濯カゴに投げ入れて、パンツを手に言う達弥。




「あっ、ごめん。お腹空いてるわよね。すぐ作る」




私は体を拭く手を早めると、




「そうじゃなくて。俺が聞いたのに何でそうなる。飯は俺が作るから、祥子は服着……いや、服は着なくていいか。祥子の裸見ながら作る」




なんて言うので、




「変態」




と言ってやると、




「ははっ。俺先行くから、ちゃんと服着て来い。体冷えないようにな。髪もしっかり乾かせよ。ゆっくりでいいから」




私の頭をぽんぽんとして、バスルームを出て行った。


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