おはな畑
第1章 宇髄夫婦
「何、ニヤニヤしてんだ……」
ソファーに腰を下ろすと、工藤も隣に座り、
「で? で? どんなプレイを?」
なっ……!? こいつは、本当……っ!
「そこまで聞くな馬鹿! 職場だろ!」
「だって。宇髄先生、今朝は本当にちょっと怠そうなんで。マジで激しい夜だったんだなと思って」
「んぁ? どこ見て言ってんだ、ピンピンしてるだろ。絶好調だ」
と言ったものの、実際、昨日は確かに張り切り過ぎた。
工藤に見抜かれた通り、全身の筋肉痛が半端じゃない。
いや、でも、昨日は久々にジムにも行ったし、これはガチの筋肉痛ってことあるぞ。
祥子とあれこれしたせいだとは限らん。
って、筋肉痛には変わりないんだ、どっちでもいいか……。
なんて思いながら、コーヒーを啜っていると、
プルルルッ……
ポケットのスマホが鳴った。
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