
おはな畑
第3章 Diamonds
「神崎先生、そのアイデアいただいていいですか? このブレスレット、やっぱりネックレスにしてもらいます」
「もちろんっ! あ、ひなちゃんには俺が考えたって言わないであげるからね! 口が滑っても言わないからね!」
「絶対言うじゃないですか……いいですよ、ひなには神崎先生のアイデアだって、ちゃんと説明しますから……」
「もお〜! 俺信用なくない!? 冗談だから大丈夫だって! 五条先生がプレゼントするんだから、しっかりカッコつけなよ。ひなちゃんが喜んでくれることが大事だし。楽しみだな、これがネックレスに生まれ変わるの」
「はい。今からさっそく店に連絡して、近いうちに持って行きます」
「こら、ちょっと待った。今から連絡って、この時間だからメールでしょ? それなら、もう明日以降にしなさいっ。言っとくけど、今日倒れてるんだからね? それも2時間も気絶してたんだよ! 五条先生が倒れるってどういうことかわかってる?」
