三匹の悪魔と従者たち
第3章 ジン × ルナとアリス
そしてアリスの方はというと、たまたまこちらの世界に湯治に来ていたエルフ族の女だった。
大概の女性はジンに対し好意的な視線を向けるが、アリスの場合はそれに加えて、彼女の可憐さに彼の食指も動いたと言っていい。
元々の種族的な特徴……陶器のような肌や整った顔立ち、すんなりした手足はもちろんのこと、彼女の透明感のにじみ出る澄んだ翡翠の大きな瞳は、命を吹き込まれた宝石のようだとジンは思った。
はじめて彼女と話した時に、朱を溶いた花弁のような唇をやや生意気そうに尖らせる癖があるのも可愛らしいと感じた。
まだ人の歳でいうと成人にも満たないアリスに手を出すのは躊躇したが、結局それでも、彼女の見かけによらない押しの強さに負けたというのが実情だった。
そして今、先ほどかん高い嬌声を上げたアリスは華奢な体を曲げ、小さなヒップを高く掲げて背後からジンの長大なペニスを受け入れている。
斜め下から抉るようにグイグイ突かれ、まだ未熟な子宮口が押しつぶされるたびに、アリスの体は前のめりになってしまうようだった。
うっ、ううっ。 と苦しげに洩れる声と一緒に銀糸のような長い髪がサラサラ流れ、白い背中のその残りの細い束にジンが口付けをした。
そこに浸された舌がアリスの小さく連なる背骨をなぞっていく。
「……また逃げる。 辛いかな?」
「そんな…は……あうっ!」
この体勢は特に、アリスの奥を突き過ぎてしまうらしい。