三匹の悪魔と従者たち
第3章 ジン × ルナとアリス
アリスの花びらと同じ色の尻孔から粘膜にかけて指の先を添わせ、微弱な刺激を加えていくと、クリトリスに触れるか触れないかの場所で入口がひくん、と反応する。
思い切りそこを舐め上げたい衝動に駆られて、ジンが自分の唇を湿らせた。
そんな思いを堪えつつも、まんべんなく行き渡らせた愛液で滑りを良くし、同時にゆったりと弧を描くようにくちゅりくちゅりと腰を動かしながら狭い膣内を拡張していった。
「あぁッ……はぁあ…ん…あぁいい…気持ちいい……」
アリスの喉からなんとも切なげな吐息混じりの声が洩れはじめ、不規則にジンのペニスを締め上げる。
うっかりその中に全てを収めたくもなったが、彼はそれも自制した。
「そんなにキツく咥えられたら動きづらいよ。 アリス」
気持ちいいんだけどね。 そんなことを呟きながら、すでに赤く染まってフルフル震えているヒップを目の端に置いて、ジンはその下で尚一層、まるでボルドーのワインのように色付いている、もう一つの花に視線を落とす。
「ルナはまだ入れてないのにグショグショ……いい眺めだよ。 アリスに入れてる音、聞いてるだけで欲しくなった?」
そんなジンの囁きに応えるようにヒクと秘唇が震え、その際にぴったりと閉じていた割れ目が僅かに綻ぶ。
彼よりも四つ歳上で性の経験が豊富なルナは、少年時代のジンに初めて女を教えた教師でもあった。
だが逞しく見蕩れるような一人の雄に成長したジンに対し、今となってはルナは心身ともに従順な性奴隷そのものである。
そんな彼女がこうしてアリスを同じ立場として迎合したのは、アリスの美しさを彼女もまた認めたからであった。
誇り高いルナにとって、自分と並ぶものは相応の容姿や能力があって然るべきと思っていたし、それはジンの知るところでもある。