三匹の悪魔と従者たち
第4章 ゴウキ × ゾフィー
ゾフィーが顔を傾けたらその分ずらされた上唇に口を付けられ、寂しくなったら長い舌で口内をあやすみたいに撫でてくる。
なだらかで張りのある筋肉にゾフィーの胸がたよりなく形を変えて、時おり半ばで慣らされるたびに胸の芯が触れ合う刺激に喘いだ。
二人で話しているときのように、普段と同じように、呼吸さえも溶け合っていく。
ずずっ、ずずず…
その感触から、今彼が避妊をしていないのが分かった。
先端が僅かに奥に届き、そこに触れられた途端にゾクゾクした。 それもなにか分からないまま、更に奥底に侵入してくる。
すでに収まっている岩のように逞しい男根の存在もさることながら、じっくりと子宮を押し上げられていく。
「はあっ……ああ…っ」
激しくはないが圧倒的に体を支配されるような、この感覚はなんなのだろう。
恐怖心? この私が、ゴウキに対して?
いやきっと違う。
「ゾフィー、受け入れろ」
そんな風に命じてくる、ため息混じりの彼の表情は何を考えているのか分からない。
ただ熱くって、深くって、このままでは溶けてしまう。 ゾフィーはそう思った。
脳内に、それから体中ににバチバチと閃光が駆け抜け、見慣れた眼前の視界が歪む。
「あぁっ…アああッ…あぁっ! うあぁっ…ぁっ!」
ゴウキが捏ねるように動き、ゾフィーの潰された最奥に自身を擦り付けた。
雌雄の性器が限界まで深いところで愛し合っていた。
互いの体液が混ざり合い、吸い付いては離れ、また出会っては擦れ合う。