三匹の悪魔と従者たち
第4章 ゴウキ × ゾフィー
「んン……ん…んは」
軽く唇を合わせ、労わるようにそうしていくうちに、睡液を交換するような行為に変わった。
ゴウキが力の抜けた舌をつつくと柔らかくそれを絡めてくる。
抱き締めている腕に力がこもりすぎて、けれど彼女も胸を押し付けて彼の首に腕を回した。
またあの同じ感じだ。 そう思っていたのはゴウキも同じだった。
ゴウキが持て余すような熱をゾフィーにぶつけて、彼女はそれに応えている。
彼はまるで自分のためにあつらえたような女との一体感に酔っていた。
濡れた瞳がゴウキを見上げ、念入りな愛撫を再開し、気付けばゾフィーが官能を帯びた女の声を出している。
ゾフィーの片方の腿を下から彼が支え、水中で立ったまま開かれた彼女の再び中に入ってく。
途中で感極まって泣き出してしまったゾフィーにも堪らなかった。
そしてこれもまた意外だったが、体力があるのは知っていたが彼女は性的にも弱くはないらしい。
岸に上がってもキリがなく、何度目かでとうとう意識を手放したゾフィーだったが、そんな彼女を抱き締めながらも挿入はしたままだった。
萎えてないなら抜く必要もないからだ。
肘をついて彼女の顔を覗き込むと、濃いまつ毛に白い涙の跡が張り付いて、幸福そうに微笑んでいた。
(あーもー……なんて可愛さだよ。 おい)
本当はこのまま横抱きに後ろからして、胸やクリトリスも一緒に可愛がってやるつもりだった。