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三匹の悪魔と従者たち

第6章 美味しい食事



そんな訳で、彼がいくら奔放であろうと女性に恨まれないのは、ジンの恵まれた体と精力もさながらに、性交における真摯な態度にあるとも言える。


そういう男と再びベッドを共にしたいと女たちは期待はすれども、彼と毎夜過ごしている今は二人の従者───────ルナとアリスという類まれなる美女を目の前にすると、失望や敗北感を感じて引き下がる。

だが時が経つにつれ、生涯で経験出来るか出来ないかの甘やかで素晴らしい情事を提供してくれたジンという男に対する感謝をもって、彼女たちは密かにその思い出を胸に抱き続けるのだった。



それはともかくも、今彼に抱かれている幸福な性奴隷であるアリスは目を固く閉じ、不定期に花芯に襲う強過ぎる刺激に対し、デスクの端をぎゅっと握って絶頂を堪えていた。

ちゅっ………ちゅうっ。

にょっきりと顔を出しているそこはもうはち切れんばかりで、切なげに震えながら快楽を待ちわびている。


「アリスのクリトリス、凄く綺麗だよ。 真っ赤に光って喜んでるね……」


それはまるできらきらと光を跳ね返す宝玉のようだとジンは思い、ずっとでもこれを眺めていたい位だった。

ふっと息を吹きかけてやり、それだけでまた声を上げた彼女に、そうはいってもこれ以上は酷かなとその様子に目をやった。

彼女が噛んでいる指。 歯型がつきそうなのに心配になり、それを外してやる。
そうやって健気に言いつけを守ろうとしたアリスの内腿に、ジンが愛情を込めた口付けの赤い跡を遺した。



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