テキストサイズ

嵐びーえる。

第2章 ぴったり N×O

楽屋に戻ると、リーダーは早速トイレに行った。メンバーが呆れた目で俺を見ている。


N「あ、バレてました?」

A「リーダーが分かりやすすぎる」

M「ほんと、ゲストさんにバレないかヒヤヒヤしたわ」

N「ごめんなさーい」

S「何かあったの?」

N「いや、別に…」


自分でも分かるくらい泳いだ目を、翔ちゃんが見逃すはずもなかった。


S「やっぱり何かあったんだ。リーダーがかまってくれなくなったとか、そんなとこ?」

N「なんで分かるの…」

S「あ、当たり?やった」

N「なんでだと思う?」

S「そんなの、この人のせいでしょ」


そう言って翔ちゃんが指さしたのは、


N「J!?」

M「リーダーが、“最近ニノが冷たい気がするんだけど”って言うから。“ニノはあんまり人とべったりするのが好きじゃないから、気を付けたほうがいいんじゃないか”って」

ばつが悪そうに言うJを見て、俺も許すしかなくなった。というか、悪いのは俺な気がする。


N「そっかぁ…」

A「あんまり冷たい態度取らないようにね」


ま、それもニノの良さなんだけどー、と笑う相葉くん。三人にお礼を告げ家に帰ると、


リーダーの姿が。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ