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嵐びーえる。

第13章 番外編①

木下さんが、私の隣に座る。


木「高階先生、この会の主催者、私だと思ってません?」


高「違うんですか?」


木「渡海先生ですよ」


高「渡海先生が?」


木「はい。たまには寛いでもらいたい、とのことで、私がご提案させていただいたんです」


高「本当ですか?」


木「はい。チャンスあり、ですよ?」


微笑む木下さん。


高「…気づいてたんですか」


木「バレバレです。まあ、渡海先生は気づいてないと思いますけど。

そういうとこ、鈍いですから」


苦笑する木下さんとともに、私も苦笑する。


木「では、私はこの辺で」


木下さんは、席を立った。


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