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嵐びーえる。

第18章 歌詞物語④

S「あーミスったこんなことになるはずじゃなかったのに」


思わずしゃがみ込み、呟く。

何が正解で何が間違いか、わからなくなりそうだった。


僕の存在意義とはいったい何だったんだろうか。


僕がいなきゃこんな機会をつくれなかったんだ、だから大丈夫、となんとか納得させる。



S「大丈夫」




口にすると、ものすごく空虚なものに聞こえ、さらに涙が溢れた。

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