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嵐びーえる。

第18章 歌詞物語④

A「翔ちゃん?」


ためらいがちに顔を見せたのは、僕が一番会いに来てほしかった人。

それでいて、一番会いたくなかった人。


急いで涙を拭い、笑顔を見せる。


S「相葉くん。どったの?」


A「そっちこそ。どうしたの?」



その“どうしたの?”には色々な意味が込められているのを感じ取り、一瞬表情が消えるのがはっきりと分かった。

けれどすぐ、ひきつっているであろう笑みを浮かべる。


S「僕は大丈夫だけど?」





A「大丈夫なんかじゃない!」


急に叫ぶ。

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