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嵐びーえる。

第25章 言えないキモチ N×O

Nside



ニノは俺より翔くんが好きだ、ですって?





何を言ってるの、この人は?





戸惑いに染まる頭をフル回転させ、昨日の楽屋の風景に着地する。




なるほど。








N「バカですね」




小さく呟いて、喚き散らす大野さんの唇に、自らのそれを重ねた。




O「ニノ・・・?」





N「なんで俺が、翔さんを好きにならなきゃいけないの?」





O「え、いや、だって・・・」




























N「智」


キョドキョドと視線を彷徨わす大野さんを抱き寄せた。




N「好きだよ」




首筋に顔を埋めると、硬直したように固まった後、小さなすすり泣きが聞こえた。







N「もぉー、泣かないでよ・・・」



O「・・・泣いてない」



目をごしごし擦りながら言う大野さんが愛おしく、もう一度キスをする。




今度はさっきよりもずっと深く、甘く。



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