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嵐びーえる。

第7章 君のために O×M

足音を忍ばせその部屋を覗くと、




キャンバスに筆を走らせている彼-



大野さんの姿が。


M「作業中か」

と、そこである考えに至る。



M「あの人、飯食ったのかな」

大野さんは集中すると、食事も、入浴も、睡眠も忘れて没頭してしまう。特に大野さんは今、3連休の真ん中。一昨日の夜から不眠不休で作業していたとしても不思議はない。事実、そのくらいから連絡は途切れていたし。

M「何か軽く作るか」


鼻歌交じりで手早く料理を済ませる。

喜んでくれたらいいな。

チラリと時計を見ると、時刻は、


23時40分。

M「あ」

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