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嵐びーえる。

第8章 歌詞物語②

はっとした。

S「すみません、こんな話、面白くないですよね」

しかし彼は、何も答えない。黙りこくってもらえるのは、今はありがたかった。









O「大丈夫ですか?」

視界が安定しない。記憶も定かではない。

俺のまわりには、空いたグラスがひしめいていた。

S「なんですか」

O「お客さん、帰れます?」

S「うー…」

O「うち、この上なんで、ちょっと休んで行ってください」

言うが早いか、俺は持ち上げられた。

振動が心地よく、眠ってしまった。

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