機動戦士ガンダム🎄☃戦場のメリークリスマス🎄☃
第5章 銀世界、血に染めて
怒るイリアは今度はGMスナイパーカスタムを標的にして女王様のようにヒートロッドを打ちつける。巧みにかわすGMスナイパーカスタムだが、執拗な攻撃の一発がかすってしまって体制を崩した。
「あんたから先に地獄へ送ってやるよ」
体制を崩したGMスナイパーカスタムの右腕をヒートロッドが捕らえて高圧電流が流し込まれる。
「おおっ、何という電流だ」
あまりの高圧電流に流石のブライアン大尉も気が遠くなるが、それでも懸命に状況を打破する方法を探る。
「大尉!」
今度はトーマスがブライアン大尉を助けようとするがグフの左手に仕込まれたマシンガンに狙い撃ちされて思うように身動きが取れない。
「そう死にに急がなくたってコイツの後ですぐに地獄に送ってやるよ」
イリアは愉快そうに舌をなめずるとヒートロッドの電流を上げる。
「ブライアン大尉!トーマス!」
何とかふたりを助けようとするカラテだが、赤いドムに阻まれて思うように身動きが取れない。
「邪魔をするなよ!」
カラテはシールドを思い切りドムに向けて投げつけた。意表を突いた荒技にシャープの反応が遅れてシールドはドムに炸裂して腹部にめり込んだ。
シールド直撃のショックでシャープは頭を激しく打ちつけて軽い脳震盪を起こした。
「ヘルメットがなかったら危なかった」
「どいてろよ!」
カラテの雄叫びと共にアスナロは蹲ったドムの頭を蹴ってジャンプした。
「こ、このボクを踏み台にしただと!」
シールドがめり込んだだけでも屈辱なのに頭を踏み台にされるとは。一度ならず二度までの屈辱にシャープは唇を噛むが、ドムのダメージは意外と大きく、また、打ちつけたショックで頭が痛くて思うように動けない。
「ちぃっ、ならし運転もしないと」
自分自身の未熟さのためにこんな目に遭ったとは絶対に認めたくないシャープは、ならし運転もしていなかったという言い訳を見つけて歯噛みしていた。
「やらせはしない!」
間一髪アスナロのビームライフルがヒートロッドを撃ち切り、GMスナイパーカスタムは爆発を免れた。
ヒートロッドが切られてバランスを崩したグフは勢いよく転倒した。
「よくも、やってくれたね」
怒るイリアはアスナロに向けて突進するが、体制を立て直したアスナロキャノンの援護射撃の標的にされた。
「もういい、退くぞ」
「あんたから先に地獄へ送ってやるよ」
体制を崩したGMスナイパーカスタムの右腕をヒートロッドが捕らえて高圧電流が流し込まれる。
「おおっ、何という電流だ」
あまりの高圧電流に流石のブライアン大尉も気が遠くなるが、それでも懸命に状況を打破する方法を探る。
「大尉!」
今度はトーマスがブライアン大尉を助けようとするがグフの左手に仕込まれたマシンガンに狙い撃ちされて思うように身動きが取れない。
「そう死にに急がなくたってコイツの後ですぐに地獄に送ってやるよ」
イリアは愉快そうに舌をなめずるとヒートロッドの電流を上げる。
「ブライアン大尉!トーマス!」
何とかふたりを助けようとするカラテだが、赤いドムに阻まれて思うように身動きが取れない。
「邪魔をするなよ!」
カラテはシールドを思い切りドムに向けて投げつけた。意表を突いた荒技にシャープの反応が遅れてシールドはドムに炸裂して腹部にめり込んだ。
シールド直撃のショックでシャープは頭を激しく打ちつけて軽い脳震盪を起こした。
「ヘルメットがなかったら危なかった」
「どいてろよ!」
カラテの雄叫びと共にアスナロは蹲ったドムの頭を蹴ってジャンプした。
「こ、このボクを踏み台にしただと!」
シールドがめり込んだだけでも屈辱なのに頭を踏み台にされるとは。一度ならず二度までの屈辱にシャープは唇を噛むが、ドムのダメージは意外と大きく、また、打ちつけたショックで頭が痛くて思うように動けない。
「ちぃっ、ならし運転もしないと」
自分自身の未熟さのためにこんな目に遭ったとは絶対に認めたくないシャープは、ならし運転もしていなかったという言い訳を見つけて歯噛みしていた。
「やらせはしない!」
間一髪アスナロのビームライフルがヒートロッドを撃ち切り、GMスナイパーカスタムは爆発を免れた。
ヒートロッドが切られてバランスを崩したグフは勢いよく転倒した。
「よくも、やってくれたね」
怒るイリアはアスナロに向けて突進するが、体制を立て直したアスナロキャノンの援護射撃の標的にされた。
「もういい、退くぞ」