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機動戦士ガンダム🎄☃戦場のメリークリスマス🎄☃

第3章 リリカ・オンリー

リリカにもブライアン大尉と同じことを言われてカラテは調子に乗ったことを素直に反省した。

リリカはツーショットで写った写真を見て亡くなった夫のことを想っていた。

白銀と畏れられる恐ろしいザクとの戦い。
功を焦ったのか、恐ろしい敵を前にしてパニックになったのかは分からないが無謀な戦いをした部下を庇って夫は宇宙に散った。

夫は生まれてくるミオの顔を見ることもなく逝ってしまったのだ。

カラテには夫たちのようにはなって欲しくない。どんな時でも平常心を忘れずにいて絶対に無茶はしないで欲しいというのがリリカの願いだった。

「カラテは調子に乗りやすいからね。もし無茶をしそうになったら、わたしとの約束を思い出して」

優しくカラテに微笑むと、無茶なことはしないと約束の指切りをした。

カラテは幸せ気分で自室に戻った。
リリカと指切りをした指をじっと見つめる。
もうずっと手を洗いたくない。

年頃の男子だから仕方ないが、寝る前には自分を慰めているのだが、今夜はやめておこう。リリカと指切りをした手を汚したくない。清らかな自分でいたい。

そう決心したのにダメだった。
一瞬見てしまったリリカの胸元やブラジャーが目に焼きついて離れない。

「はあはあ・・何をやってるんだ、オレは」

リリカと指切りをした手を汚してしまってカラテは激しい罪悪感に苛まれた。


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