機動戦士ガンダム🎄☃戦場のメリークリスマス🎄☃
第5章 銀世界、血に染めて
ハイパーバズーカ装備のアスナロが勇ましく出撃する。重装備のアスナロキャノンがこれに続く。
「あ、あれはガンダム」
「し、白い悪魔だ」
アスナロの姿を目にしたジオン兵たちは騒然となる。白い悪魔はジオンにとっては文字通り悪魔のような恐ろしい存在なのだ。
「愚か者、狼狽えるな。木馬は今は宇宙にいる。あれは、姑息なもどきというものだ」
シャープに一喝されて兵たちは落ち着きを取り戻す。
「赤い彗星に憧れるボクにとって、もどきとはいえガンダムと戦えるとは光栄だ。見せてもらおうか、もどきの実力とやらを」
シャープは戦いを楽しむようにアスナロに迫る。自身満々に機体を赤くするだけあって動きも早く攻撃も正確だ。が、カラテも負けてはいない。腰のラックにバズーカをマウントすると、シールドの裏に装備してあったビームライフルを取り出して、赤いドムの攻撃をかわしつつ部下のモビルスーツを撃破する。
「正確な攻撃だ、だけど逆に予測しやすい」
「やるな、もどき。その顔をしているだけのことはある」
シャープは嬉しそうに攻撃を続ける。
「オレはスゴい。赤い彗星と互角に戦えてる。このまま、オレはガンダムになる」
赤いモビルスーツと互角に戦えている。その興奮にカラテは意気揚々と燃えあがる。が・・
「赤い彗星も真紅の稲妻も今は宇宙にいるわ。あれは・・だだ赤く塗っただけのモビルスーツよ」
リリカの的確な助言に思いっきりずっこけた。
「たはは、敵もただのもどきだったのね・・アイツも明日は赤い彗星になろうとしているのかな・・」
リリカの近くではミオが「きゃっ、きゃっ」と嬉しそうにハロと遊んでいる。
「ごめんね、カラテ、あのまま調子に乗せておけばよかったのかも知れないけど、調子に乗り過ぎるとあなたはアブないから・・」
調子に乗って意気揚々としている時のカラテは強い。あのまま赤い彗星と戦っていると思って調子に乗せておいてあげたい気持ちもあるが、調子に乗り過ぎてしまうことを考えると、やっぱり本当のことを教えてあげるしかなかったとリリカは思った。
「・・んっ、あのモビルスーツはただ者じゃないぞ。ヤバいヤツだ。みんな気をつけろ」
赤いモビルスーツ以上に俊敏に動くモビルスーツがいた。そのモビルスーツからはただならぬ獰猛な殺気が漲っている。
「あ、あれはガンダム」
「し、白い悪魔だ」
アスナロの姿を目にしたジオン兵たちは騒然となる。白い悪魔はジオンにとっては文字通り悪魔のような恐ろしい存在なのだ。
「愚か者、狼狽えるな。木馬は今は宇宙にいる。あれは、姑息なもどきというものだ」
シャープに一喝されて兵たちは落ち着きを取り戻す。
「赤い彗星に憧れるボクにとって、もどきとはいえガンダムと戦えるとは光栄だ。見せてもらおうか、もどきの実力とやらを」
シャープは戦いを楽しむようにアスナロに迫る。自身満々に機体を赤くするだけあって動きも早く攻撃も正確だ。が、カラテも負けてはいない。腰のラックにバズーカをマウントすると、シールドの裏に装備してあったビームライフルを取り出して、赤いドムの攻撃をかわしつつ部下のモビルスーツを撃破する。
「正確な攻撃だ、だけど逆に予測しやすい」
「やるな、もどき。その顔をしているだけのことはある」
シャープは嬉しそうに攻撃を続ける。
「オレはスゴい。赤い彗星と互角に戦えてる。このまま、オレはガンダムになる」
赤いモビルスーツと互角に戦えている。その興奮にカラテは意気揚々と燃えあがる。が・・
「赤い彗星も真紅の稲妻も今は宇宙にいるわ。あれは・・だだ赤く塗っただけのモビルスーツよ」
リリカの的確な助言に思いっきりずっこけた。
「たはは、敵もただのもどきだったのね・・アイツも明日は赤い彗星になろうとしているのかな・・」
リリカの近くではミオが「きゃっ、きゃっ」と嬉しそうにハロと遊んでいる。
「ごめんね、カラテ、あのまま調子に乗せておけばよかったのかも知れないけど、調子に乗り過ぎるとあなたはアブないから・・」
調子に乗って意気揚々としている時のカラテは強い。あのまま赤い彗星と戦っていると思って調子に乗せておいてあげたい気持ちもあるが、調子に乗り過ぎてしまうことを考えると、やっぱり本当のことを教えてあげるしかなかったとリリカは思った。
「・・んっ、あのモビルスーツはただ者じゃないぞ。ヤバいヤツだ。みんな気をつけろ」
赤いモビルスーツ以上に俊敏に動くモビルスーツがいた。そのモビルスーツからはただならぬ獰猛な殺気が漲っている。