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　進さんは、わたしのあそこに、舌をほんのすこしだけ触れるようにして、そっとそっと優しく優しく舐めてくれています。わたしのあそこの上から下へ、下から上へとなんどもなんどもくりかえしくりかえし舐めてくれるのです。
　「かおりさん。気持ちいいの？」
　「はい。気持ちいいです」
　「そうでしょうね。かおりさんのあそこから、愛の露が
　　いっぱい溢れてきているもの」
　「恥ずかしい」
　「かおりさんが、気持ちよくなったから、愛の露がいっ
　　ぱい溢れてきたんです。
　　喜んでいいんですよ。恥ずかしくないですよ」
　「でも…」
　進さんの舌があそこの上のほうにいったとき、クリトリスをそっと舐めてくれました。わたし、
　「あっ」
　と言ってしまいました。
　からだに、ピリッと電気が走った感じです。腰が、キュッと持ち上がってしまいました。進さんは、クリトリスの先のほうに舌をそっと触れるようにして、上下に左右に舌を滑らすように、優しく優しくゆっくりゆっくりそっとそっとクリトリスを舐めてくれています。
　わたし、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなりました。あそこを舐めてもらったとき、生まれてはじめての気持ちよさだと思ったのですが、その何倍も何倍も気持ちいいんです。ほんとに、生まれてはじめての気持ちよさです。
　わたしが気持ちよくなるようにしてあげたいんですと言ってくれたのが、実感できました。気持ちいいんです。ほんとに、気持ちいいんです。
　わたし、仰け反りながらうめくような声といっしょに、
　「あぁ
　　あぁ」
　と、なんどもなんども言いました。