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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 気持ちよくて気持ちよくてたまらなくて、息が詰まりそうで、すこしだけ苦しいみたいな感じもありまして、出そうと思っていないのに、うめくような声が出てしまうんです。わたし、
 「ダメ
  あぁ
  ダメぇー」
 と言いました。あまりの気持ちよさにどうかなってしまいそうで、恥ずかしくなったのです。こんなに気持ちよくなるのが、クリトリスを舐めてもらっているからというのも恥ずかしいのです。なにが「ダメ」なのかわかりませんが、進さんに、わたし、どうかなってしまいそうですと伝えたくて、また、
 「ダメ
  あぁ
  ダメぇー」
 と言ってしまいました。それでも、進さんは優しく優しくゆっくりゆっくりと、クリトリスを舐め続けてくれるのです。わたし、
 「もう
  もう」
 と言いました。もう、ほんとにどうかなってしまうと思いまして、なんどもなんども、
 「もう
  もう」
 と、うめき声をあげながら言い続けました。でも、クリトリスを舐めてくれるのを、やめてほしいとは思いませんでした。それどころか、この気持ちよさが、ずっと続いてほしいと思っていました。
 進さんが、どのくらい長いあいだクリトリスを舐めてくれていたのか、わたし、気持ちいい気持ちいいと感じていただけなのでよくわかりません。でもたぶん、5分や6分ではないと思います。

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