妄りな昼下がり(仮)
第2章 雪 30
絞りとった白濁液が陰部からトロトロと流れていく。ティッシュをあてていたら微睡みの欲望が降りてくる。
これから浮気しようと思っている相手の事を思い出して、欲情しただなんて愚かで、流石に悟られたくなくて成に背を向けた。
お互いの鼓動が背中を向けあっていたら聞こえるみたいだ。このまま背中だけ溶け合って、子宮の中に戻るみたいに私達は双子みたいにくっついて寝たい。お互いの服の温かみ。
微睡み、白濁液の匂い、シチューの少し焦げた匂い。
成が我にかえる
「やべっ!シチュー焦げたかも」
そう言い、ティッシュを丸めてボクサーパンツを履いてキッチンに小走りで行く。
余韻も与えさせてくれない男だ。五年も付き合っていたら、誰もがセックスの後の余韻など無いのだろうか?
これから浮気しようと思っている相手の事を思い出して、欲情しただなんて愚かで、流石に悟られたくなくて成に背を向けた。
お互いの鼓動が背中を向けあっていたら聞こえるみたいだ。このまま背中だけ溶け合って、子宮の中に戻るみたいに私達は双子みたいにくっついて寝たい。お互いの服の温かみ。
微睡み、白濁液の匂い、シチューの少し焦げた匂い。
成が我にかえる
「やべっ!シチュー焦げたかも」
そう言い、ティッシュを丸めてボクサーパンツを履いてキッチンに小走りで行く。
余韻も与えさせてくれない男だ。五年も付き合っていたら、誰もがセックスの後の余韻など無いのだろうか?