妄りな昼下がり(仮)
第5章 名もなき男 のち 秋斗 時々 達也
小走りでバス停まで向かう、達也の愛車の白いドイツ車が見えた。雪は助手席を開けて
「こんにちは、お久しぶり達也さん。」
少し日に焼けた達也が、白い歯を見せて笑う。相変わらず美男子だ。なんだか遅刻したことなんて、どうでも良くなってしまう。
「雪ちゃん、全然!連絡くれないから心配した。あ、遅刻してごめん。混んでて、お詫びにと言ったらあれだけど、今日は雪ちゃんのしたいことしよ!」
したいこと、と言えばセックスしか無い。
「ん〜、私。日焼けするの嫌なんですよね。だから達也さんと一緒に涼しいとこ行きたいな〜。」
「日焼けするの嫌なんだー、へー。俺はゴールデンウィーク中マリンスポーツしてたよ、だから焼けちゃった。若いんだからもっと外出なきゃ駄目!」
相変わらず、話しが噛み合わない。
「そうですよね・・じゃ達也さん待ってて汗かいちゃったから、涼しくてジュース飲めたり、疲れたら寝転がりたいな〜。」
ふむふむ、と達也は首を縦に振る。
「じゃあ、行こっか!」
と達也は西に向かって車を進めた。さてどこに連れて行かれるのだろう。ホテルだよね?雪は思う。しかし達也は山道をまごつく事なくクネクネと運転する。
「こんにちは、お久しぶり達也さん。」
少し日に焼けた達也が、白い歯を見せて笑う。相変わらず美男子だ。なんだか遅刻したことなんて、どうでも良くなってしまう。
「雪ちゃん、全然!連絡くれないから心配した。あ、遅刻してごめん。混んでて、お詫びにと言ったらあれだけど、今日は雪ちゃんのしたいことしよ!」
したいこと、と言えばセックスしか無い。
「ん〜、私。日焼けするの嫌なんですよね。だから達也さんと一緒に涼しいとこ行きたいな〜。」
「日焼けするの嫌なんだー、へー。俺はゴールデンウィーク中マリンスポーツしてたよ、だから焼けちゃった。若いんだからもっと外出なきゃ駄目!」
相変わらず、話しが噛み合わない。
「そうですよね・・じゃ達也さん待ってて汗かいちゃったから、涼しくてジュース飲めたり、疲れたら寝転がりたいな〜。」
ふむふむ、と達也は首を縦に振る。
「じゃあ、行こっか!」
と達也は西に向かって車を進めた。さてどこに連れて行かれるのだろう。ホテルだよね?雪は思う。しかし達也は山道をまごつく事なくクネクネと運転する。