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妄りな昼下がり(仮)

第5章 名もなき男 のち 秋斗 時々 達也

雪の嘘と欲望が詰まった穴が剥き出しになった。暑くてじんわりと蒸されたそれは、少し臭いのする物なのに、達也が愛おしそうに舐める。

「雪ちゃん、俺とする時は、お風呂入らなくて良いから、雪ちゃんのそのままの匂いを嗅ぎたい・・」

舐めながら、達也が言う。

「いや・・です。汚いでしょ。」

「好きな人の匂いなんだよ。化学薬品で匂い消さないで・・」

好きと言う言葉が雪の頭の中で反復される。好き・・好き・・好きってなんだっけ、好きは欲望、精子と卵子が好きあってくっつくの・・。今日は達也と避妊する気ないでしょう?以前もゴムを達也のペニスに被せなかった。雪の穴からドクドクと欲望のダムが、崩壊して溢れ出す。
決壊したそれを美味しそうに、達也が飲み干している。

いれて!いれて!!いれて!!!!お願い雪の決壊に蓋をして、これ以上溢れ出したら違うものまで溢れ出してしまう。
男達の言霊や、嘘や、母の呪縛まで、寂しさ、紛らわし、埋めて!漏れる、漏れてしまう。

「達也さん挿れて!!!!」

達也が舌を止めて、ズボンのベルトを外す。ズボンとボクサーパンツを一気に脱いで、達也のペニスも剥き出しになる。もし巡回が来て、中を見られたら大事だ、だけど雪も達也も、既に没頭してしまっている。

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