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「今まで、あった事、全部話せよ。」

成の怒りが近所にも響きそうなくらいだ、雪は必死で成にしがみついて言った。

「遊び、遊びやったんよ。この人とは・・。勝手に向こうが婚約ってなんだかんだ決めて、私は寂しかったから遊んだだけなんだよぉ。」

達也の顔は全て理解したようだ。美男子がワナワナと顔を歪めてる。

「僕は浮気相手だったって事ですね・・なんか雪ちゃんの話しって辻褄合わない事多かったからさ。でもあまりにも理不尽すぎると思いませんか？」

理不尽、理不尽と、達也はその言葉を覚えたてのように何回も言う。

「そんな事より、どうして家まで知ってるの？あんたに家まで送って貰った事ないじゃない？」

達也がしかめっつらで言う。