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赫い月、蒼い夜

第2章 動き出す心



「カ…カズ…ッ」

和「フフッ…どうしたの?今日はやけに早いじゃない?」


口元を拭いながらカズがニヤリと笑う。


和「もしかして…あの子のこと、思い出したから?」

「…チゲぇよ?」

和「…そお?」



いつの間にか、下半身丸出しのカズが俺の上にのそのそと跨ってきた。



和「ね…挿れていい?」


俺の返事も待たずにカズが自分の入り口に俺のモノを宛てがう。


和「一段とエロいあなたを見てたら我慢できなくなっちゃった。」

「ぅ…あっ…。」



気持ちいい……



和「やっぱ……イイ。」

「…本命がいんだろ?」

和「甘いものは別腹、っていうでしょ?」

「どっちが別腹なんだか…」

和「…どっちだと思います?」

「…どっちでもいいよ。」


カズが体勢を直すようにちょっとだけ身動ぎした。


和「…そろそろ動いてもいいですか?」



勝手にしろ、といわんばかりに俺は目を閉じたら、唇に柔らかい感触がし、俺は思わず飛び起きた。


和「びっくりした…どうしたんすか?」

「キスなんかするからだろ?」

和「だって、そのかわいい子のことで頭がいっぱいみたいだったから集中させてやろうかと思って?」

「アイツはそんなんじゃねぇ、ってんだろ?」

和「そうですか?どこかうわの空でしたけど?」

「そんなことねぇ、って?」

和「どっちでもいいですけど、早くしてくださいよ?」



俺は繋がったまま体を起こして、逆にカズの身体を床に転がした。



和「んふふっ。やっとヤル気になりましたね?」

「…うるせぇ。足腰立たなくなるまでヤルから覚悟しとけ。」


俺はカズの両足を肩に担ぎ上げ腰を据えた。


和「ぁ……イイ…ッ」


ガツガツと、生っ白い身体を穿つように貫く。



腰を動かすたびに白いノドボトケがガクガクと動くのを見ていた。


が、ふと我に返るとそれまで強ばっていたカズの身体がウソのように弛緩して目の前に横たわっていた。



手は汗で濡れていて、繋がったままの場所からは俺の吐き出したものでべとべとだった。




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