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🌹密会🌹

第12章 🌹March🌹(終章)-3




「えっと...黎一さんは早々に私との関係を終わらせようとしてたって言ってましたけど、それっていつ頃だったんですか?」



「8月6日の土曜だ。」



「8月!?」


美月は素っ頓狂な声をあげる。
予想よりも随分と早い。半年以上も前だった。


「正確な日にちまで、よく覚えてますね。」


「ああ、忘れもしない。丁度その日にお前から電話がかかってきたからな。」


「電話...?」


「覚えていないのか?ホテルで会いたいとお前から誘ってきただろう。気になって問い詰めたら、夢に出てきた私に強姦され、酷く興奮したと言っていた。」



8月6日土曜日....。


ホテル...。


日比谷教頭に強姦される夢....。


......。



“あの...日比谷教頭のお暇な時でいいので...その...ホテルで会いませんか?”



ああああああああ!
凄く恥ずかしいけど、思い出した!!
生理前でムラムラしてて、凄く欲求不満でそれを解消したくて私、彼に電話をかけた!!


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