🌹密会🌹
第13章 🌹あとがき🌹
🌹August🌹
【あらすじ】
夏季休暇に入った美月ちゃんが、卑しい夢を見ます。生意気な不良学生になった美月が担任の先生である黎一さんに身体をベッドに拘束されて、テストの解説と服装の乱れを指摘されながら、好き勝手に弄され最終的には無理矢理抱かれてしまうという夢です。
色々悩んだけど、性欲を発散したくて黎一さんに電話したら、めちゃくちゃな質問攻めにあい、翌日、密会が決定。しかも何故か送り迎え付き。翌日ホテルに行くかと思いきや、まさかの彼の自宅。彼曰く、「リアリティがあっていいだろう」らしい。夢の詳細が書かれた封筒を渡して、美月も日比谷教頭も役になり切って、セックスします。最後に台詞を間違えてしまいましたが、彼は責めませんでした。
目覚めた後、彼の態度は一変。挙句、「離したくないな。」と口を滑らせ、美月に真意を尋ねられた日比谷教頭は無愛想な表情に戻して、バスルームに消えていくというシーンで終わる回でした。
【解説】
①「日比谷です。どういったご用件ですか?米倉さん。」
発信して日比谷教頭はワンコールで出た。まるで私が電話をかけてくるのを待っていたかのように。
「あの...日比谷教頭のお暇な時でいいので...その...ホテルで会いませんか?」
「構わないが、何故?」
終章、美月との関係性を終わせようとした日が8/6日土曜日だと言っています。通話ボタンを押そうとしたタイミングで美月から電話がかかってきて、しかもセックスの誘いで、話を先延ばしにするしかないと、日比谷教頭は言っていました。その場面に該当します。彼、即答でOKしてますね(笑)
終章でも言ってましたが、どんな理由であれ美月が自分を誘ってくれた事が嬉しかったんです。だから彼の声に嬉々とした響きが含まれたり、夢の細部まで気になって質問攻めしたり、彼女の為に「夢の通りに犯されたくはないか?」と提案したり、また車で迎えに行くなどと言ってしまいます。
翌日、美月ちゃんの視点から見てもご機嫌な様子の日比谷教頭。本命の恋人とお楽しみだったのかなと、美月ちゃん心を痛めますが、読み返すと、美月ちゃん違うよとツッコミが入れられます。