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🌹密会🌹

第13章 🌹あとがき🌹


🌹March(終章)🌹
【解説のみ】
あらすじは分かると思うので割愛し、この章は闇堕ちした黎一さんの視点を掘り下げて解説します。全部で18項目あって長いので、飛ばし読みして下さい(><)


その前に、美月ちゃんを抱いた黒崎と名乗る男について補足説明します。
外資系コンサルに就いていると言った黒崎ですが、その正体はヤクザです。名前も黒崎ではなく、城戸という名前でした。
彼は経済ヤクザです。日本最大の暴力団山口組みたいな、暴力団直系組織の幹部です。麻薬ビジネス、カジノ、人身売春等の元締めをやっています。美月ちゃんが見た不自然な傷跡と注射痕は彼の下っ端時代に出来た古傷です。
ストーリー上には書きませんが、城戸がホテルで煙草を吸っている際、下っ端から電話がかかってきます。どうやら相手が中々強情で拷問に手こずっているとの事。
それに対し城戸が「10億の金の居場所を吐かせるまではシャブ漬けにするなよ。」とせせ笑いながら電話を切ります。書く必要は無いと思って省きましたが、美月が眠っている時に、実はそんなやり取りがありました。

「自尊心が低くて馬鹿な女、俺は凄く好きだよ美月。」

君みたいな女はちょっと煽てれば、すぐに足を開いてくれるからね。
城戸が美月に囁いた言葉にも、そんな意味が込められていました。ゲス野郎です。


では、ここからは黎一さん視点で解説していきます。
①最初、待ち合わせ時間に15分も遅れてきた美月ちゃんに対し、「何処に行ってたんだ?」と少々苛立った口調で尋ねた...と書かれています。
これは終章で、プロポーズする際、緊張していたという彼の言葉から、この時とても神経が過敏になっていた為、遅れてきた美月に少し腹を立ててしまったという事になります。

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