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エッチな女子高生は年上がお好き

第4章 お近づきの印に


「なんでも聞いてください」

「ハルさんは、学生?」
そうきたか、と思う。頭がグルグルと回転する。なんと答えるべきか、ピンチの時にだけ発揮される本気の回転だ。

「そうです。まだ学生なんですよ」

「大人っぽいから、全然何歳か分からなくて。社会人にも見えるし、でも、ふとした瞬間にあどけないなって思うこともあって。不思議な人ですね」

飲み物が運ばれてきて、花木さんが店員に会釈をする。

「20歳とか21歳とか?」

「先月20歳になりました」
18歳になったばかりだけど。嘘をつくのはとても苦手で、めが泳いでしまうのが自分でもわかる。特に、好きな人を騙したくはない。

「あの、花木さんは?何歳なんですか?」
誤魔化すように質問をふる。

「僕はハルさんからしたら、かなりおじさんですよ。36歳です」

見た目から考えて33歳くらいだと思っていたから、若く見えていたことに少し驚いた。けれど、年齢は私にとって関係のあることではなかったし、色々と知れるだけで収穫なのだ。

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