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エッチな女子高生は年上がお好き

第5章 朝


数分が経って返信しようと思ったところで、ハルさんのプロフィール写真が気になった。

道端で猫を撫でている画像に設定していて、その少し右上の角度から撮られたハルさんは、何かの映画のポスターかと見紛うほどの美しさだった。

可愛すぎる。ゾッコン。
こうなったら、捨て身アタックをするしかない。

一目惚れ、みたいな恋をするのは久しぶりで、心が若返ったような、その分身体と心のバランスが取れず気持ち悪いような、不思議な気持ちになる。

「嫌な思いをさせてしまっていたらすみません。ハルさんが嫌でなければ、是非またご飯食べに行きましょう。今度はお酒は抜きで」

「お酒飲んでる花木さん、可愛かったから私は全然いいですよ!」

可愛いとは、なんぞや?そして返信が早い。恐るべし若者よ。
36歳にもなって、「可愛い」という無縁の言葉に俺は戸惑ってしまう辛いおじさんで、褒められているのか、小馬鹿にされているのかよくわからない。でも、、嫌われてはいない、のか。

とにかく、また会うことはできそうだし、お酒で失敗しないように気をつけなければ、と心に留めておく。

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