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鼻血

第2章 全力性少年

幸か不幸か家には誰もいなかったので、異常に硬くなったおちんちんを出してみた。
先っぽからは何かネバネバした、おしっことは違う気持ちの悪いものが出て濡れている。
これがガマン汁だと知るのはまだ先のことなので、とにかく気持ち悪かった。

こんな得体の知れないものまで出てきて、いよいよ天罰が下ったのかなと思いつつ、こんなことになってしまったおちんちんを触ってみた。
目に焼きついた脱ぎたてパンティが鮮明に思い浮かんでくる。不思議なことに触っていると痛みがやわらいで何だか心地よい。

それは多分本能がなせる業だったと思う。夢中でおちんちんを触るうちにシコシコとシゴいていた。何とも言えないキモチよさがおちんちんに走るから夢中でシコシコを続けたら、今までに感じたことのない快感が電流のように走って、どぴゅっと白い液体が飛び出した。最初に勢いよく大量に出て、その後で少量ずつ二波、三波が出た。

大変なことになったと思った。こんな得体の知れないものが出るなんて自分はおかしいと思った。普通の人間じゃないと思った。

とにかく、こんなことが家族に知られないように床にぶちまけられた白い液を必死に掃除した。掃除しながら惨めさと激しい罪悪感に襲われた。

エロいことばかり考えて、妄想の中とはいえ女子を汚して、最低なヤツだと思ったら、いつの間にか涙が溢れて泣いていた。

中学になってこれが射精だと知るまでの1年半ぐらいは自分は異常だと悩み続けることになるが、射精の快感を知ってしまってからは、惨めでも情けなくても、罪悪感に襲われても、泣いちゃってもシコシコすることをやめることはできなかった。

自分の個室もない家だからシコシコをする場所には苦労した。白い液は出さないと、どんどん溜まるみたいでガマンができなくなる。そんな時にはトイレやお風呂でしちゃったこともあるが、家族にバレるかも知れないと思うとどうも落ちつかない。

拾ったエロ本は他の誰も知らない自分だけの秘密基地に隠してあるので、秘密基地でエロ本を見ながらシコシコすることも多かった。

シコシコしている変態行為を誰かに見られたら大変だ。おちんちんが巨大化したり変な液を出す怪人として捕獲されるかも知れないと真面目に思っていた。

だから隠し場所は公園や公民館のトイレの個室の棚の上とかが多かった。棚は小学生のボクでは便器に乗らないと届かない。

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