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ほしとたいようの診察室

第5章 プリンを作ろう



side:のぞみ



「のんちゃーん、ご飯持ってきたよ〜」



夕方、ご飯を持ってきたのは蒼音くんだった。



入院初日の今日。

初っ端から洗礼を受けるような治療に、泣かずにはいられなかった。



「いらない」



布団を頭から被って、食事を拒否する。


せめてもの反抗に出た。




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