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ほしとたいようの診察室

第5章 プリンを作ろう




「具合はどう? ……ちょっとごめんね」




言いつつ、わたしのおでこと首元を順に触っていく。

陽太先生の手、大きいけど、あったかくて柔らかい。



心臓が、ドキドキと音を立てる。



触れられたところが熱くなるような気がして、気が気じゃなかった。

だけど、陽太先生の手は、気持ちよくて安心する。






ドキドキする心臓を抱えていたら、不意に、陽太先生が聴診器を準備し始めた。


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