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ほしとたいようの診察室

第6章 回想、はじめまして

side:陽太



研修医生活を終えて、小児科医局に入局した。
いろいろ迷ったけれど、やっぱり俺は子どもが好きだった。


そしてなにより。




入局時、優先生に挨拶を済ませたとき。


「よろしくな。頼りにしてる」






だって。


尊敬している先生からの、「頼りにしてる」ほど嬉しい言葉はない。



……俺が一番勉強したいのは、この先生からだって、ずっと思っていたから。






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