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ほしとたいようの診察室

第6章 回想、はじめまして





ため息混じりの優先生の声。








「いつから外してたんだ、これは……」





すでに酸素のカニューレを外している、のんちゃんが現れた。




しかも、そのカニューレがついていたのは、もちろん、のんちゃんの鼻ではなく。









……ご丁寧にもベッドに横たわった、うさぎのぬいぐるみに、ついている。









肝心ののんちゃんといえば、ベッドにちょこっと座り、おもちゃの聴診器を首から下げて、




「もしもーし!」




と、楽しそうにうさぎのお世話をしているのだった。








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