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ほしとたいようの診察室

第9章 ひとときの外出



そういえば、病室で一緒に陽太先生とご飯を食べたときにはパンを食べていたから、箸を持つ陽太先生は、意外にも初めて目にしたのだ。


まじまじとその手の動きを見ていたら、ぼーっとしていた。


「のんちゃん? ……おーい」


「あ、わあ、ごめんなさい」



焦りながらスープをひとくち。


「……ゲホッ、ゲホッ!」


「大丈夫?!」



啜ったスープが食道と気管を間違えて入っていく。



陽太先生が慌てて箸を置く。


わたしの隣に座ると、背中をとんとんと叩いた。




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