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ほしとたいようの診察室

第9章 ひとときの外出







「はい、あーんして」







……!!


目を丸くした。頬が熱く、紅潮していくのがわかる。



「そ、そんなこと……!」


「だってもう。いつまでご飯粒集めてんの?」


「なっ……! だって、左手……でも、だからって……!」


「そういうときは、手伝ってって言うんだよ。せっかく恋人が隣にいるんだから」




こ、こいびと……!!
熱に浮かされたように、頬が蒸気する。




「わーー!! なんでそう、簡単に、恥ずかしげもなく、そういうことを!!」


慌てるわたしをおもしろがるかのように、陽太先生はイタズラ顔で、こう続けた。







「何回だって言うよ? のんちゃんはもう俺の恋人だからね」





「うわぁあーーーっ!!」






ノックアウト寸前である。






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