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戦場のミハイル

第2章 市街戦での孤立、息をひそめて生還せよ!

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私たちがイルクーツクへ到着して数日経ったとき、街の警護をしていた兵隊さんが、

なんとあなたのお祖父様だったの!


わたしたちも数十年ぶりの再会だったわ!


そして彼はもうすぐ前線へ向かう話しを聞いたのだけれども


その行き先がチェリャビンスクと言ってたわ!


それってナスチェンカの配属先ではなかった?


孫娘を頼むわよ、と念押ししておいたから!


もしかしたら部隊か基地で会えるかもしれないわね


あ、そうそうナスチェンカは一度も会ったことが無いと思うからお祖父様の名前を記しておきます


“ミハイル・グリンカ”


それがお祖父様の名前よ


それでは御身体だけはお大事に


あなたの愛する祖母


エカチェリーナ・サムツェヴィナ



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アナスタシアは指が固まってしまい


手にしていたタブレット端末を床に落としてしまった



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