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城田くんには友達が必要

第1章 1




とはいえ、キリっと整った顔立ちにツンツンと立てた髪、たくさん空いているピアス、着崩した制服は彼を怖く見せているのかもしれない。


私だって怖くなかったと言えば嘘になる。


でもそんな見た目を吹っ飛ばすくらい彼はいい子なのだ。




同じ高校を目指して頑張っていた城田くんには楽しい学校生活を送ってもらいたい。


だから私は決意した。


私は城田くんに友達をつくる。

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