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第3章 中学2年

妹は、僕の散らかしている荷物と目の前にある用紙を見て、

「それが持ち物のリストね?私が読むから、まずあるかどうか確認して!」

と言って、僕の正面にあぐらをかいて座ると、リストが書いてある用紙を自分の見やすい向きに変えて覗きこんだ。

「いい?言っていくからね!」

と言って、床に置いてあるリストの用紙を屈んだ姿勢で読み上げた。

「洗面用具、タオル、歯ブラシ……。」

中学2年生になった妹は、以前と比べると、体形は少し肉付きが良くなり、痩せてるでもなく太ってるでもない、標準的な体形になっていた。

最近妹に関心がなくなっていた僕は、妹の体形にも無頓着だった。なので、リストを読み上げる為に屈んだ瞬間の衝撃は凄かった。

Tシャツの襟元がぶらんと垂れ下がり、胸がほぼ全部見えるのである。ブラはしていない。たぶんこのTシャツは、中にインナーを着て、その上に着るものなんじゃないかと思った。

屈んだことにより、重力で胸も下に伸びる感じで、そのほぼ全てが見え、胸の谷間という表現とは、完全に違う光景だった。妹の胸は、腕とかの色よりも白く、細い血管も見える。乳首と乳輪は、辛うじて垂れ下がったTシャツに接しており、確認はできなかった。

僕は、この光景を見て、完全に勃起してしまった。

妹は、持ち物のリストに視線を落とし、その姿勢で読み上げる。

「ジャージ、下着、バスタオル……。」

こちらを見ずに、リストを読み上げる。

僕は、

「ハイ!ハイ!あるよ!」

と、妹が読み上げるリストにそって返事をした。

妹は、同じ姿勢で読み上げているので、胸がよく見える。何カップだろうか?中学2年生にしては、大きい。太っている訳ではないので、スタイルとしては、男から見て申し分ない体形だ。

そこでふっと気が付いた。「そういえば、胸の谷間が見える服が良い。って冗談で言ったよな。それでこのTシャツ買ってきたのかな?」って。

ということは、自分の胸が見える状態になっていることと、僕が胸を見ていることも気付いている?そうじゃなければ、こんなに長い間、胸を見ていられるはずがない。

屈んだ姿勢に疲れたのか、妹は、腰を伸ばして姿勢を直した。









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