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第3章 中学2年

僕は、

「あー、疲れた!苦手なんだよね!こういうの!」

と言って、畳んであるジャージを重ねて枕にして、仰向けに寝そべった。部屋には、リストで確認した荷物が、乱雑に置かれていて、これをバッグに詰めなければならないが、めんどくさい。

「もう!自分のことなんだから自分でやってよね!」

と言いながら妹は、その辺の荷物をバッグに詰めた。妹から見ると、僕の頭越しの反対側にも、パンツや靴下が置いてある。

「そこに寝そべってると邪魔なんだけど!」

と言って、僕の顔越しにパンツを取ろうとして、反対側に手をつき体重を移動すると、僕の顔を滑るように妹の胸が通過をした。胸の先が僕の顔をかすめた。戻るときにもまた、妹の胸が僕の顔の上を滑っていく。

「もう~、ホントに邪魔!」

と言って、また、僕の頭の向こう側の荷物を取ろうとして、妹の胸が、僕の顔の上に来たとき、胸が顔に押し付けられた。

「ごめん、ちょっと腕に力が入らなくなっちゃった!」

と言って、腕立て伏せで潰れるような格好で、僕の顔に妹の胸が押し付けられた。僕は、自分の顔に妹の胸の柔らかさと温かさを感じた。柔らかく温かい。

たぶん女性の胸が僕の顔にこれ程当たったことは初めてだ。

「ごめん!大丈夫だった?」


と言って、妹は、体を起こすが、左胸の先端は、僕の口の所にあった。胸は、それ以上離れず、僕の口に当たる位置で静止している。ちゃんと腕を伸ばせば、胸は僕の顔から完全に離れるはずなのだが、胸の先の乳輪辺りはまだ僕の顔に付いたままだ。

つまり妹は、肘を曲げて無理な姿勢で、その位置をキープしているのである。

僕は、妹の胸を見てから既に勃起していたので、仰向けに寝そべった時に、妹も気付いていたのかもしれない。僕の勃起に……。妹の気持ちは分からないが、偶然を装って僕の顔に胸を当てたのは間違いないと思う。

そう思ったら、余計に興奮してきた。今まで、こんなことはなかったのに、たぶん妹は、今、その気にはなっているんだと思った。



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