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第4章 合宿

キスが終わると安田は、

「ありがとう!また貸してね!」

と言って、ラケットを僕に渡した。

「別々に戻らないと怪しまれるわね!私先に戻るわ!」

と、安田は笑顔で言って、手を振って戻っていった。

僕も手を振りながら安田が戻って行くのを見送った。

僕は、安田から受け取ったラケットで素振りをしてみた。すると、僕のラケットとしてはあり得ないような良い匂いが漂っていた。

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