でも、猫系彼氏に振り回されたい
第2章 写真には残さない
「んん…っ…やばぁ…」
湊の体が反応するたびに、椅子がガタッと音を鳴らしてやらしい。
だんだん閉じようとする脚を、手でひらいた。
「ちゃんと、ひらいてなきゃダメでしょ」
舐めるのをやめて、顔を上げると、とろけた表情の湊が、口を少し開けて呼吸を荒くしている。
ぼんやりした脳が、キスをしたいと思う。
立ち上がって、手で触りながらキスをする。
「握ってるから、自分で腰動かして。俺の手で、オナニーして」
優しく握った手の中で、ゆっくり湊が動いた。
ぎこちない腰の動きが手に伝わってくる。
「興奮…するっ…りょうの手…」
だんだん湊の腰の動きも速くなる。気持ちいいところが擦れるように、ねっとりとした腰の動かし方をしながら、夢中でキスをしてくるのが堪らない。