でも、猫系彼氏に振り回されたい
第2章 写真には残さない
「好きじゃ、ない…」
「嘘はよくないよ」
湊は行為の間、右の方を向いて目を逸らすくせがある。
右下を恥ずかしそうに見つめている。
「ちゃんと、見られて、触られて、興奮しちゃったの自分で確認して」
目を伏せながら、従順にこっちを向く姿が愛おしくて、心臓が爆発してしまいそうだ。
俺がリードしているように見せながら、もう、理性なんてものは、どこかに飛んでいってしまった。
「そんな華奢な体、ふるわせて、誘っちゃダメだよ」
湊の性器をくわえる。頭がおかしくなって、全て支配されているような感覚に陥ってしまう。
湊の服に手を入れて、腰を撫でると、少し汗ばんでいるのがわかる。
「りょ…うっ…」
口の中でどんどん硬くなる。
湊の手が、俺の頭を撫でるようにつかんだ。
2人の興奮が重なり合って、大きくなっていく。