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短編集 一区間のラブストーリー

第6章 短編その六


「ダメだ!逝くっ!!」

階上の娘に聞こえるのではないかと思うほどの声で彼は叫び、
熱いトロトロの子種を私の喉へ放出しました。

あまりにも喉奥だったので、その子種は食道を降りて胃袋に納まったのです。


「飲んでくれたんだね」

彼は感激していました。

私としては口中に含み、ティッシュに吐き出そうと思っていたのに
思いがけずに飲んでしまったのです。

これが初めての精飲でした。


興奮した彼は萎えるどころか一度発射しても逞しさを維持してました。

「さあ、奥さん…今度は下のお口に…」

ただ挿入して射精する事が目的の彼は
スカートも脱がさず、そのままショーツを横にずらして
わずかにできた隙間から挿入してきました。


こんなに無造作に扱われているにも関わらず、
私の女性器は主人とセックスする時とは比べほどにならないほど濡れていたのです。


腰を振る度に「気持ちイイ!すごく気持ちイイ!」と喜ぶ彼。

そんな声を聞きながら、拒んでいた私も嬉しくなり、
彼の背に腕を回してしがみついて

「もっと!もっと頂戴!」と彼の突き上げを堪能してしまいました。


ついさっき、喉に射精したばかりなのに
彼はあっという間に射精してしまいました。

かなり大きな声で喘いでしまいましたが、
幸いにも娘は熟睡していたようで気づかれませんでした。


そんな事があってから
私たちは人目を忍んでセックスに明け暮れています。

中出しされたので妊娠しているかもと心配しましたが
どうやら懐妊は免れたようです。

あれ以来、私はピルを飲んでいます。

だってゴム付きでセックスなんてしたくないんですもの。


第七話 完


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