
短編集 一区間のラブストーリー
第15章 短編その十五
襲いかかりたい衝動に駆られたけど
一宿一飯の恩義に背くようなことはできないと
勃起しているのを悟られないように
両手でチ○ポを押さえつけた。
二人は無言で数分間の時間が流れた。
「私、魅力がないですか?」
先に言葉を投げかけてきたのは
彼女の方だった。
「いえ…そんなことは…」
彼女に抱きつかれ、
暖かいどころか
僕はドキドキしちゃって汗ばんできた。
「ねっ…お願い…」
彼女の華奢(きゃしゃ)な手が
僕の下半身に伸びて
僕の手を掴んで引っ剥がした。
そして無防備になったチ○ポを握ってきた。
「あへっ!」
コメディアンのギャグのように
僕は情けない悲鳴を上げた。
これってどう考えても
彼女が誘ってきてるってことなんだろうけど、
童貞の僕はどうしていいのかわからなかった。
「もしかして初めて?」
童貞です、どうしていいのかわかりませんと
言うのも恥ずかしくて
僕は黙ってコクりとうなづいた。
「私に任せてくれたらいいからね」
彼女は布団に潜り込んで
下着からチ○ポを引きずり出しました。
そして生暖かい感触に僕のチ○ポは包まれた。
『こ、これって…
フェラチオされてるんだよな?
うわ~っ!見てみたい!
俺のイチモツが彼女の口の中に
呑み込まれているところを…!』
僕の願いが通じたのか、
彼女はおもむろに布団を跳ねのかた。
「うふっ、酸欠になっちゃうから…」
たちまち体が冷気に包まれたが
不思議と寒さは感じない。
いや、それどころか
心臓が早鐘を打って熱いぐらいだ。
僕はそっと自分の股間を見てみた。
彼女は垂れてくる髪の毛を手で押さえながら
チ○ポを咥えていた。
そして上目使いで僕を見つめるものだから
自然と彼女と目があってしまった。
「あなたのおちんちん美味しいわ」
そう言うとズズズっといやらしい音を立てて
頭を前後に振り始めた。
