兄と妹~本能のおもむくままに~
第5章 義姉の立場を忘れて女の嫉妬
「あの女、腹立つでしょ?」
美穂にそう言われても、
伸二の目には明美という女は
美穂との結婚を勧めてくれた
いい女という印象だった。
「大体、あの女は考えが古いのよ
セックスしたからって
結婚しなきゃいけない法律なんかないわ」
しかし、その古風さを
反対に利用させてもらおうと美穂は思った。
「あんた、もう童貞じゃないんだから
セックスのやり方はわかったわよね」
うん。仕方なく伸二は肯定した。
「あんた、あの女を姦っちゃってよ」
はあ?
何を言い出すのかと美穂の真意がわからず
伸二は怪訝な顔をした。
「あんた、あの女とヤってみたいでしょ?」
そりゃあ魅力的な女性だし、
相手してくれるのであれば抱きたいと
伸二は素直にそう言った。
「きっとあの女も
あんたの事を満更じゃないと思ってるわよ
でなきゃ赤の他人の男の
ち○ぽなんか拭かないわ」
美穂の力説に、
それもそうかもと伸二は思った。
「私は将来の旦那様が
セックスが下手なのはイヤなの!
わかる?いろんな女とセックスして
上手になってほしいのよ」
素直な伸二は、
それはそうかもと俄然乗り気になった。
決行は明日の放課後ということで
計画を詰めた。