カクテル好きの女たち
第4章 美熟女
「こんな遅くまでフラフラしていたら
危ないですよ
何なら送りましょうか?」
彼からモーションをかけてきた?
「そうねえ…ここに泊まっちゃたら…だめ?」
私はそう言いながら
ブラウスのボタンを外し
デコルテを見せつけた。
「かまいませんが、私も泊まりますよ?
こんな男と一夜を明かすのは
怖くないですか?」
「こんなおばさんを
襲う気なんてないでしょ?」
舌なめずりしながら
男を見つめてやりました。
「おばさん?とんでもない!
貴女と深い関係になれる男は
幸せ者だと思いますよ」
男の目付きが変わった。
『釣れたわ…』
そう確信した私は
「眠くなってきちゃった」と
カウンターに頭を伏せた。
「ダメですよ、風邪を引きますよ」
男はカウンターを飛び出して私の横に座り、
肩を抱いてきました。