
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
それでも――――やっぱり…
今まで見ていた夢とは景色が違う――――?
(あれ?――――守衛さんじゃん…)
少し歪む皇輝さんの言葉に…指差す方を見ると…そこには、帰り際に挨拶をする…守衛さんの姿があった。
(――――そういえば…あの守衛さん…他にも仕事してたって言ってたなぁ…)
よく見ると、数人の男性と一緒に――――ゴミ屋敷に入っていくところだった。
(宮(みや)さん、いますかぁ?)
(うるせぇ!帰れ――――俺の財産を盗みに来やがったな!)
守衛さんの着るスタッフジャンパーには“シルバー人材派遣”の名前どロゴがついている。
(宮さん――――、少しでいいんで…片付けましょう?)
(これは片付いてんだ!手を出すな!)
