
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第5章 宝のゴミ
(ここ…どこ…)
隣を見ると――――一緒に来たのか…皇輝さんが目を丸くして目の前の家を見ていた。
(ここ――――…へ?)
目の前には、今にも傾きそうな――――…いや…すでに傾いている家があった。
(これって……俗に言う…“ゴミ屋敷”じゃねぇ?)
皇輝さんの言葉に――――
(あ…これが…)
と、気の抜けた答えをしていた。
そう――――目の前には…
家の中から溢れたゴミが家の外まで置いてあり、更に家の周りまで侵食し始めた――――家があったのだ。
(ニュースで見たことある……)
そう、まさにテレビの中の――――ましてやニュースの画面でしか見たことのない家が目の前にあるのだ。
